ENGOLOGY

e-learning スクール

英語学習のコツ #2【エピソード記憶 × 学習】

こんにちは!

英会話スクール教師のAzucaです。

 

前回は「短期記憶と長期記憶」というテーマで書きました。今回はその続きです。

まだ読んでない方は、前回の投稿を先に読んで記憶の種類と特徴を確認してください。

読む読まないでは今回の内容の理解度が全然違いますよ!内容を忘れてしまったという方もぜひもう1度読んで復習しましょう。

 

今回のテーマはエピソード記憶です。

このエピソード記憶を有効に使うと英語学習に繋がるんです。特に、長期的にあなたの記憶に残りやすいです。人間の能力を上手く使って日頃の学習に役立たせましょう。

f:id:azuca_engology:20200823143634j:plain

~目次~

 

エピソード記憶とは?

エピソード記憶」とは、前回で少し触れたように「宣言的記憶」の中のひとつです。

宣言的記憶には、お寿司の説明ができる一般的な知識と、沖縄旅行のようにエピソードがあるとお伝えしましたね。その沖縄旅行が「エピソード記憶です。

つまり、場所や時間、感情などが含まれた個人的な体験や経験のことエピソード記憶と言います。思い出ってなかなか忘れませんよね。そこで見た景色、食べたもの、話した会話など。旅行でなくても、日常の印象的なものは全てこの「エピソード記憶」に含まれます。

 

エピソード記憶 × 学習

ではどうやってエピソード記憶を英語学習に取り入れましょう?

一般知識はそのもの自体を覚えなければいけませんが、エピソードは「キーワード」をきっかけに芋づる式に記憶が蘇りますよね。例えば、「犬」という「キーワードを聞いただけで、自分が飼っている犬が昨日自分の部屋でおねしょしてしまって激怒したことを思い出したり。

このように、エピソードは「いつ・どこで・誰が・何を」の中にたくさんの「キーワード」や「きっかけ」が含まれて、これらが多ければ多いほど印象に残ります。英語学習でもフレーズや文法、英単語を学ぶとき、これらの「キーワード」や「きっかけ」などを含んだエピソードが多いほど、記憶に残りやすいです。

エピソード記憶はあくまでも思い出す段階なので、これが定着すれば、知識になります。

 

「学習」そのものをエピソード記憶

ここから具体的な学習方法です。全部で4種類紹介します。

 

①人と話す

例えば、文法の「 if 仮定法」を使えるようになりたいとします。

近くに英語を話せる人がいれば、その人との英会話の中で「使おう!」と意識して使ってみましょう。意識して使おうとすると「あのとき頑張ってあの文法を使えるように話したな」のように、これだけでエピソードになります。

近くに誰も英語を話せる人がいないときは、全く英語を話せない人にわかりやすくこの文法を解説してみましょう。

「この文法は、現実ではあり得ないことを言いたいときに使うんだよ。

例えば人間って空飛べないでしょ?だから、もし私が鳥だったら "if I were a bird"、私は飛べるのに "I could fly" みたいな感じで使えるんだよ!」

子供に教えるような感じで説明するのがコツです。相手に説明すること自体がエピソードになります。もし使い方が不安定だったら、教科書や参考書に書いてあることを自分の言葉に置き換えて説明するのもありです◎

 

②使い方を間違える

「間違えるの恥ずかしいもん」私もそう思います。できれば間違えて恥をかきたくありません。でも、その間違えたことがエピソードになります。なぜか昔恥をかいたことって今でも覚えていたりしますよね。使い方を間違えてもいいし、使う単語を間違えてもいいし。よく「失敗から学べ」なんて聞きますよね。その通りなんです。間違えるのが怖くて使わない方がよっぽど間違っています。だから、ぜひ挑戦してみてください。合ってたら正しかったということでOKだし、間違っていたらそれが記憶として残るからOKだし。使ったもん勝ちです◎

 

③自分でストーリーを作り上げる

オリジナルの文でもストーリーでもいいです。「オリジナル」がポイントです。

例えば、 "insist (主張する)"、"reject (拒否する)"、"pathetic (哀れな)"というなんともバラバラな3つの英単語を覚えたいとしましょう。これらをひとつの文にまとめてもいいし、ストーリーを作ってもいいです。私が最近見たニュースを元にオリジナルに文を作りました。(トランプ大統領ごめんなさい)

"Obama insisted that Trump should leave the White House. However, Trump rejected it. Every citizen is now supporting Obama and now Trump looks pathetic."

(トランプはもう大統領としての役職を辞めるべきだとオバマ主張したが、トランプはこれを拒否した。市民たちはオバマを支援し始め、トランプが哀れに思える。)

自分の力で文が作れた!と嬉しい気持ちもあるはずです。この「オリジナルの文やストーリーを作った」がエピソードとして記憶に残ります

自分でエピソードを作るのであれば、英語で日記もいいですね。より印象に残ります。

 

④映画やドラマを自分のエピソードにする

 映画やドラマで好きなシーンや使ってみたいフレーズがあるところを自分なりに再現してみます。セリフや表情などを再現してみましょう。普段なかなかやらない再現だからこそエピソードになります。あくまで再現はエピソードのきっかけ作りで、メインは映画やドラマのシーンの内容です。

例えば英語で悪口を言えるようになりたいとします。きっとどの洋画にもカップルや友達との喧嘩シーンはあるでしょう。笑 それでは簡単3ステップ!

❶まずはどの喧嘩シーンかを決めましょう

❷次に英語の字幕を出します。これで何を言ってるかはわかりますね。

イントネーションや口調、発音を完コピするイメージで真似しましょう 

これで印象に残りますよね。 

 

今回はここまでです!

いろんなエピソード記憶を使った方法はきっとまだまだあります。

あなたのやり方にあった方法を普段の英語学習に取り入れてみましょう◎

 

Have a nice weekend!

 

Azuca

 

*オンラインレッスン開講中

f:id:azuca_engology:20200727180414j:plain←クリック

*教科書にないリアルな英語配信中*

f:id:azuca_engology:20200727181019j:plain←クリック

*最新記事がいつもあなたのところへ*