英語学習法 #2【スピーキングUP 発音UP】
こんにちは!
英会話スクール教師のAzucaです。
前回はリスニング・発音UPの英語学習法を紹介しました。今回はその続編です。前回の学習法の次にやらないと、この学習が無駄になってしまうので、まだ前回の投稿を読んでいない方はそちらを先に確認してください。
どんな勉強をするときにも、
「なぜこの勉強方法なのか」
「この勉強はどんな効果があるのか」
「この勉強によって何を得たいのか」
を考える・考えないでは、全く吸収力が違います。いろんなSNSに様々な学習方法が紹介されています。こちらでは、仕組み・効果・目的を明確にした上で紹介しています。
改めまして、今回はSpeaking&発音UPの学習法を紹介します。
~目次~
(※ 文中でアスタリスク( * )がある箇所は、前回の投稿で紹介したものです)
音読とは
基本的に音読とは、文字を声に出して読む練習です。ふつう人は文字を読むときに、心の中でいったん音声化しています。つまり、appleという文字を読むと心の中で「アポー」とつぶやき、その音声が*音声ループに入り、音声が*検索され、*長期記憶の中から意味を引っ張り出します。なので、リスニングと同じプロセスで脳内へ入ってきます。
● リスニング
《音声 → 音韻ループ → 検索 → 理解》
● リーディング
《読む → 音声 → 音韻ループ → 検索 → 理解》
ここで危険なことに気づきましたか?
リーディングとリスニングは「別物」と認識されがちです。ですが、ふたつとも音声から理解するプロセスは同じです。つまりここで重要なのが発音です。心の中で音を発音する分には「自己流」でも理解することはできます。ですが、この「自己流」発音はリーディング・ライティングには支障はありませんが、リスニング・ライティングでは聞こえてくる音声と自己流が違い、同じ単語でも脳内で意味を検索できず、結局理解できません。非常に効率が悪くなってしまうのです。
例えば、appleを「アップル」と覚えていても「りんご」と理解できますが、「アポー」と言われると認識できなくなり、意味もわからないということです。
だからこそ、リーディングの時から発音は重要なのです。
<音読 → * シャドーイング>の順番で学習すると、自己流で読む練習をした後に、正しい発音をシャドーイングで学んでしまって、せっかくの音読が無駄になってしまいます。ですから、<シャドーイング → 音読>で、正しい発音を学んで意味もわかってから、音読をした方が効率的に断然良いですよね。
ステップ
STEP. 1 シャドーイングをマスターする
先ほど「音読とは」で説明したように、まずは自己流の発音を直さなければいけません。シャドーイングのやり方はこちらから。シャドーイングを通して、発音を矯正し、口と脳をスピードに慣らしましょう。
STEP. 2 オーバーラッピング
シャドーイングで使用したテキストとCDを使用します。先ほどまでのシャドーイングでは基本的テキストは使用せず、CDの音声のみでトレーニングしました。ここからは、シャドーイングのテキストありバージョンです。
シャドーイングは何も見ずに、聞こえてきた音声を真似しましたよね。オーバーラッピング(overlapping)は、テキストを見ながら聞こえてくる音声と同じスピードで声に出して読み上げること(overlap)です。全く同じスピードで読むと、文字を見たときに自己流の発音に戻ってしまう可能性もあるので、シャドーイングと同様、音声の後を追うように少しずらして読み上げましょう。このとき文字を読むことに必死になるのではなく、文字はあくまでの補助で、集中するのは音声です。
ここでの目的は、音声のスピードで、文字を読み上げると同時に意味を瞬時に理解することです。シャドーイングのステップの中に「コンプリヘンシブ・シャドーイング」がありましたよね。それに「テキストを見ながら」という動作を加えたものです。これで文字を読んでも頭の中で日本語に訳すという癖が直ります。英語を読んで、瞬時に理解できるようになりましょう。
STEP. 3 音読
最終段階です。ここでは自分だけの力でテキストを読み上げます。シャドーイング・オーバーラッピングで培ってきたスキルを発揮するステップです。スピード・発音・意味を意識して読み上げます。ここで意味を理解しながら読むことができればミッション・クリアです。
これでメジャーな学習法は以上です。
シャドーイング × 音読は何回も繰り返せば繰り返すほど効果を発揮します。
ぜひ、あなたの勉強の習慣のひとつとして取り入れてみてください♩
Have a great day!
Azuca
《おまけ》
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